グレー企業に勤めている20代窓際サラリーマン投資家のエンジです。
投資と聞くと「資産運用なんて怖い」「投資はギャンブルだ!」「株で大損したくない」と思いませんか?
そう思うのも無理ありません!私も同様の考えでしたから。
なぜなら、義務教育で投資や金融について深く教えられてこなかったし、大学の経済学の講義では「投資信託は手数料が高いので手を出さない方が良い」と教わりましたし・・・。
おじいちゃんやおばあちゃん、両親に「貯金に励みなさい」と言われたことがあるかと思います。
ということは「貯金が最善の資産運用だ」との結論に至るのも不思議ではありません。
ですが・・・本当にそうなのでしょうか?
金融マーケットの主要国であるアメリカやイギリスでは子供の頃から投資や金融について学ぶ機会が多く設けられ、就職したら親に「収入の何割かは投資をしなさい」と教えられます。
そして、安全資産の保有割合を見てみると、日本は52.5%に対して、米国は13.1%、ユーロ圏は33%となります。
(出典:資金循環の日米欧比較 2018年8月14日 日本銀行調査統計局 ※リンクはPDFファイル)
私は疑問に思いました。なんで日本だけ「貯金が一番!」なんだろうかと。
合理的で正しい考えであれば海外も同様の行動をとって貯金しますよね?
ということで、もう少しマクロな視点で投資について考える必要があるようです。
実は日本円で貯金しているだけでもリスクはあります・・・。
ちょっと長くなりますが、なぜ投資が必要なのか、初心者はどのように投資に取り組めば良いのか、お話ししていきたいと思います。
Contents
貯金というのは日本に投資しているということ
「資産運用は日本円の貯金だけだ」と聞かされると「日本と一蓮托生」というメッセージに受け取れます。
「いや・・・そんなつもりは一切無いんだけど」
と言われてもそうなってしまいます。
リスクや失敗を恐れる割には、日本に全力投資しているのと同じです。なんかおかしくないですか?
改めて日本の経済状況を見てみると・・・
- 日本のGDPは20年間横ばいで経済成長していない。
- 日本の人口は2013年の1.2億円をピークに減少。
- 日本の出生数は1973年以降減少。
※詳しい経済データはIMF(国際通貨基金)のWorld Economic Outlook Databaseから参照できます。
いくら世界最大の対外純資産を持つ日本と言えども、少子高齢化によって人口ボーナスがありませんし、社会保険料の値上げ、消費税増税、増え続ける国の借金と将来に不安を持つ方も多いと思います。
国の成長サイクルで言えば、バブル経済を頂点に成熟期を経て徐々に衰退期に至るでしょう。
ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代は終わったんです。
円の価値が上昇する要素がなかなか見当たりません。ということは必然的に貯金の価値目減りを意味します。
昔は貯金の金利が高かった
ではなぜ「貯金!貯金!」と口酸っぱく教えられてきたのでしょうか。
バブル時代の定期預金を聞いて驚くと思います!6%です。
郵便局の定額貯金に至っては8%ですよ!?
100万円を20年間ほったらかしで預けていたら複利効果で4.6倍の約466万円(税抜き)に。。。
お母さん、おじいちゃんズルい!(笑)
後述しますが、アメリカを代表する500社の平均株価を示すS&P500の平均成長率が7%、高配当と言われている株の配当利回りが良くて3%です。
これなら貯金で十分ですので投資する必要はありません。
貯金するだけで資産形成できたのですから。
現状の日本は、言うまでもありませんが超低金利です。
預貯金の金利は0.001%、1000万円を1年間銀行に預けたとしても、翌年の利息は100円(税抜き)です。
(2018年10月現在の金利、出典:日本銀行 預金種類別店頭表示金利の平均年利率等)
つまるところ時代が違うんです。先人の言う通りにしていると将来家計が苦しくて困ってしまうかも・・・。
アベノミクスで円の価値が目減りしていく
安倍首相の経済政策では、日本を代表するトヨタなどの自動車産業等の輸出企業が儲かるように金融緩和を施し、円安に誘導しています。
円安とは単純に円の価値が下がることです。これで輸出コストを抑えます。
そして、トリクルダウン(シャンパンタワーのように企業の儲けから私達の所得増加に及ぶこと)を狙って給料と物価の上昇を図っています。
しかし、企業は儲かったお金を内部留保(資産を蓄えている)しており、なかなか私達の生活は豊かになりません。
この状態で円安になると、通貨の価値が低下して相対的に物やサービスの価値が上昇します。
吉野家の牛丼並盛が300円から380円になったように・・・。
必然的に家計が苦しくなります。
物価上昇と消費税増税
「昭和30年はラーメン一杯40円でねぇ・・・」「えー安い!」
なんていう会話を聞いたことありませんか?
日銀の目標である毎年2%のインフレ(物価上昇)が継続した場合、
「平成最後の年はラーメン一杯900円くらいだったのにねぇ・・・」
なんて呟いているかもしれません!?
私たちの身の回りにあるスナック菓子、地味に分量が減っているのはご存知ですか?
(じゃがりこやポテトチップス等)
消費者に分かりにくいよう、値上げをせずに分量を調整しているのです。
そして、毎年2%のインフレによって、20年後は相対的に貯金の価値が半減します。
「いや、昇給するから大丈夫だ。」という方。
老後どうしましょう・・・?
生活費が毎年上がる最中で、貯金や退職金の取り崩しだけでは家計が辛くなります。
「いや、円の価値が上がるようにいずれは政策転換するだろう」という方。
経済発展が見込めない国の通貨は価値が上がりにくいです。
特に日本の主要貿易相手である米国に対して、米ドルより日本円の価値が上がるとはなかなか考えにくいですね。
それならばと、米ドルよりも金利を上げて、円買いを促そうとします。
(日本円の方が金利が付くならば、ドルを売って円を買う、すなわち円高となりますね。)
ですが無理に金利を上げれば国債の利払いが増加し、税収のほとんどが利子に充てられて、国は予算を組めなくなります。さらに設備投資が細り景気が鈍化してしまいます。
すなわち、端的に言えば「物価上昇2%-預貯金の金利0.001%=-1.999%」
ということは、何か対策しないと毎年貯金の資産価値が目減りしていくということです。
さらに2019年10月から消費税が10%に上がります。
消費税増税でインフレが加速し、貯金だけは私たちの家計が苦しくなる状況が予想されます。
ではどうすればいい?
貯金だけでは家計が苦しくなって安心できなそうだし・・・どうすればいいの?
単純に考えてみましょう。
物価が毎年2%上昇するならば、毎年2%お金を増やせばよい。
つまり、投資が必須という考え方に至るかと思います。
労働じゃダメなの?という方は資本主義の現実を見てみましょう。
資本主義と現実
アベノミクスで儲かったのは誰でしょうか?
友人のAさん?職場の部長?
いいえ、わたしたち労働者ではなく投資家・資産家です。
上記を念頭に置いたうえで、フランスの経済学博士・パリ経済学校教授の「トマ・ピケティ」が過去200年の数値的な根拠を持って証明した有名な理論を見てみましょう。
r>gという公式。
r (リターン)= 資本収益率
株や不動産などの資産運用の利益。
g (グロース)= 経済成長率
労働による所得。
つまり、労働するより資産家の方が儲かる。そして、資産家と労働者の格差が広がるという意味です。
詳しくは、累計100万部超えの世界的なベストセラーとなった「21世紀の資本」に書かれていますので一度手に取ってみましょう。義務教育で教えてくれなかった衝撃の事実です。
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投資家は税制優遇されている事実
それだけではありません。
投資家・資産家は税制面でも労働者より優遇されています。
累進課税制度ってなんとなく聞いたことありますよね?
そう、私たちの労働に対する所得税に適用されます。
所得額に対して、段階的に5%~45%と税率が上がっていきます。住民税と合わせるとなんと最高税率55%に!
つまり、汗水流して働けば働くほど税率が上がるということです!
では、投資家や資産家は?
株の売買や配当金にも課税されますが、20.315%です。
どんなに稼ごうが税率は一定です。
そう、現状の税制では労働者ではお金持ちになれないんです。
完全に憶測ですが、政府官僚は資産家が多いので自分達が苦しくならないように、配当金の税制は緩くしているのでは・・・と思います。
投資は本当にギャンブルか?
なぜ投資はギャンブルと言われてしまうのでしょうか。
自己資金以上の資産を投じることができる信用取引や先物取引、FXのイメージが先行しているのでしょうか。
それとも下記のような東日本大震災で甚大な影響を受けた東京電力の株でしょうか。
震災前に2000円以上あった株価が200円台まで大暴落し、退職金をつぎ込んで資産何千万を失った人もいるとか・・・。
ですが投資の勉強をしてこなかった、あるいは証券マンに言われたまま購入した、リスクコントロールが出来ていない方の失敗例です。
日本の株式市場なんて世界最大のニューヨーク証券取引所から見たら約1/4ですからね。
その内の1銘柄なんて市場全体でみたらホコリみたいなものに投資してしまったと。
あるいは次のパターン。
これは日経平均株価です。日本の225社の株価指数ですが、未だにバブルの高値を超えてません。
つまり、バブルで株を買った人は未だ損していると読み取れます。だから投資は怖いと。
「・・・じゃあどこに投資するの?NTTとか安全?」
日本人だからって日本に投資しなければいけないわけではありません。
私なら以下に投資します。
S&P500という、米国の有力企業500社の指数です。
ITバブルや2008年のリーマンショックで落ち込むものの、高値を更新して右肩上がりです。
このような綺麗に上がっているモノに投資すればいいんです。
ギャンブルどころか、リーマンショック前の高値1550で買ったとしても、2018年は2841ですから資産は1.8倍に増えてます。S&P500は経済危機を含めても年率+7%で推移しています。
株式市場の一片を切り取って「ギャンブルだ!」なんて・・・かなり偏った考えだということが伝わりましたでしょうか。
東京電力といった個別株や日経平均の225銘柄、S&P500の500銘柄のみならず、リスクを抑えながらリターンを狙う、世界中の18,700の銘柄に自動的に分散投資する方法を後ほど説明します。
さて、ここまでいかがでしたか?
投資は義務教育で教わらないので、知る由もなかったお話だと思います。
ですがここまで読んで下さった方、運がいいと思います。私ももっと早くこの事実に気付きたかったし、誰も教えてくれませんでしたから・・・。
「投資は怖い!」なんて言っている裏側では多くのメリットを享受している人もいるわけで・・・。
いかに「投資は危険!」が硬直的な考え方か、少しは理解して頂けたかと思います。
資産家は親族や相続といった本人ではどうしようもできない要素があるので難しいですが、実は投資家は明日からでもなれます。
初心者に最適な投資方法は?
さてここからが本題です!長くてすみません・・・。
S&P500?が良さそう?だけど何をしたらいいのか全然わからない。難しそう。というか面倒くさい・・・。
管理人もだいぶ面倒くさいことして色々とまわり道をしてきました。
国内株、信用取引、米国株、アセアン株、投資信託、FX、株価指数CFD取引、システムトレード、トラリピ、ループイフダン、仮想通貨など。
自分でプログラミングしてトレードシステムを構築したり・・・。
[関連] 色々と試行錯誤して資産運用している記事
わけわからない用語が多いと思いますが、これだけやってきて最も簡単かつ安心して放置できるのが、AIに資産運用をおまかせできる「WealthNavi(ウェルスナビ)」です。
なぜそう言えるのか?
実際に私もウェルスナビで運用しているので、理由を説明したいと思います。
ウェルスナビとは?
「ウェルスナビってなに?怪しい情報商材じゃないの?」と思うかもしれません。
まず、沢村一樹さんが出演しているCMを見たことはありませんか?
人工知能のAIによる自動資産運用サービスです。
「フィンテック」という用語を聞いたことありませんか?まさにそれです。
AIが資産運用する「ロボアドバイザー」というジャンルの中でも、預かり資産や運用者数がNo.1となります。
サービス開始から2周年、2018年8月23日時点で預かり資産が1000億円を突破し、もはやみんなが取り組み始めているサービスです。
なにがすごいのかというと、ほったらかしで国際分散投資が実現できることです。
ウェルスナビって損しないの?
元本保証ではありませんので、経済状況によっては損します。
まず大前提として、リスクを取らないとリターンが得られないのが世の中の仕組みとなっています。
リスク無しで儲かる商品は存在しません、そういったものは詐欺です。
ですが、冒頭で述べた通り、日本円の貯金だけではインフレ(物価上昇)に耐えられず、目に見えにくい形で資産価値が減少していきます。
つまり貯金もリスクを潜在的に抱えているということです。
そこで、ウェルスナビはできるだけ損をしにくいような仕組みになっています。
どんな仕組みなんでしょうか?確認していきましょう。
ウェルスナビは何に投資しているのか?
さっきの米国のS&P500は右肩上がりで成長したというのはわかったけど、米国だって成長鈍化するんじゃない?
という考えも一理あります。
ということは世界中に分散するのが理想ですよね。
さらに言えば、リスクヘッジになる金や不動産といったモノにも投資できたらグッドです。
ですが、これを自分で構築するとなると・・・かなり面倒くさいですし知識要ります。
「海外市場の株を買い付けるので為替両替して、指値注文して。その前にどの銘柄がいいのか?信託報酬はどの程度か?・・・」
恐らく初心者であれば慣れも含めて数ヶ月要します。
[参考] 株式投資の始め方まとめ
その労力をショートカットして資産運用できるのがウェルスナビです。
ウェルスナビは、ETFと呼ばれる多数の銘柄で構成された金融商品に対して投資しています。
具体的には下記のETFにAIが判断して投資していきます。
- VTI(米国株:約3,500銘柄に分散)
- VEA(日欧株:約3,700銘柄に分散 日本,イギリス,ドイツ等)
- VWO(新興国株:約4,600銘柄に分散 中国,インド,ブラジル等)
- AGG(米国債券:約6,800銘柄に分散 国債,社債等)
- TIP(物価連動債:インフレに強い)
- GLD(金:安全資産)
- IYR(米国不動産:約100銘柄に分散)
急に英単語が出てきましたが、こんなものがあるんだ程度で把握すればよくて覚える必要はありません。
注目すべきは、自動的に世界中の18,700の銘柄に分散投資が実現できることですね!
これはすごいですよ・・・。個別株で消耗していた私からすると目からウロコです(笑)
株式+債券+金+不動産と勝手にバランスよくポートフォリオを組んでくれるのはメリットですね。
また、上記は世界でメジャーなETFであり、純資総額はVTI(米国株)は8.6兆円、VEA(日欧株)は5.6兆円となります。(2017年4月時点)
日本で人気のよく売れている投資信託「ひふみ投信」でさえ約0.6兆円ですから、世界規模の商品と比べるとケタ違いですよね。
それだけ世界で安心して投資できる商品ということです。
さらに、ウェルスナビではDeTAX機能と呼ばれる節税対策を自動的に行ってくれます。
具体的には評価損を計上し、利益と相殺することで税負担の軽減化を実現してくれます。
ウェルスナビのデメリット
「でもこれだけメリットがあるんだから、何か手数料とかデメリットがありそう」
と疑ってみたくなるのもわかります。私もそうなりましたから(笑)
1つ1つ見てみましょう。
手数料が高い
- 預かり資産の1%(年率・税抜)の手数料が発生。(ウェルスナビ独自)
- ETFの信託報酬が年率0.11%〜0.14%。
合計すると預かり資産の年率1.11~1.14%(税抜)分の手数料が発生することになります。
手数料1%超えは金融商品の中でも高い部類です。先程紹介したETFは0.1%ですから。
・・・ですが手数料を軽減できるカラクリがあります。
分配金が発生するので手数料相殺可能
先程の投資対象であるETFは分配金が発生します。これはウェルスナビに限らず、世界共通です。
- VTI(米国株):分配金利回り:2.00%、分配月:3月,6月,9月,12月。⇒最新情報
- VEA(日欧株):分配金利回り:1.55%、分配月:3月,6月,9月,12月。⇒最新情報
- VWO(新興国株):分配金利回り:4.98%、分配月:3月,6月,9月,12月。⇒最新情報
- AGG(米国債券):分配金利回り:2.89%、分配月:毎月。⇒最新情報
- TIP(物価連動債):分配金利回り:1.11%、分配月:毎月。⇒最新情報
- GLD(金):分配金なし
- IYR(不動産):分配金利回り:4.02%、分配月:3月,6月,9月,12月。⇒最新情報
※2018年9月時点の分配金利回りとなります。最新の情報は各リンクより確認ください。
ウェルスナビの運用プランによって各種ETFの出資額が異なるので、一律には言えませんが、大体年率1%以上の分配金が見込めますので、手数料はあまり気にしなくても大丈夫です。
私が運用している実際の手数料と分配金はこのような形です。
2018年10月度は分配月なので、手数料を大きく上回っていました。
ここまで全自動でやってくれるなら、仮に分配金がなかったとしても安いコストだと思います。
倒産のリスク
資産運用元であるウェルスナビ株式会社が倒産する可能性もゼロではありません。
会社自体はみずほグループやSBIが出資しているので、財務状況は安定しています。
万が一倒産したら、私たちの資産はどうなっちゃうのか・・・。
結論からいうと、資産は保護されますから安心してください。
会社の資産とは分別管理しているので、万が一会社が破産しても確実に保護されます。そして分別管理に不備があったとしても、日本投資者保護基金との契約により「1000万円まで補償を行う」と公表されています。
銀行のペイオフと同様ですね。
為替リスク
ウェルスナビは海外のETF商品に投資しているため、ドル建ての資産となり、為替相場の影響を受けます。よく投資信託で見かける為替ヘッジは行ってません。
「やっぱり!危ないじゃないか。」
と思うかもしれませんが、世界の基準は円ではなくてドルです。
そして世界経済の中心は何だかんだ言っても米国。
投資=世界経済の成長を目論んでいることですから、ドル建てとなることで資産の増加が見込めます。
そして為替は色んな思惑が交錯する市場なので、プロでも予測できません。
ですので、私たちができることは高値掴みを防ぐことです。
それにはどうしたらよいのでしょうか?
積立投資で為替リスクを軽減させる
ドルコスト平均法といわれる手法で、毎月一定金額を積立てることで平均価格を抑えます。
つまり、安い時にたくさん買って、高い時は少なめという手法が実現できます。
どういうことか?
例として、毎月1万円分の米ドルを4ヶ月間積立購入した場合と、1度でまとめて購入した場合の平均価格を見てみましょう。
毎月1万円ずつ定量買いの場合 | ||||||
米ドル円 | 1ヶ月目 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目 | 4ヶ月目 | 合計 | 平均価格 |
購入価格 | 104円 | 100円 | 98円 | 102円 | – | 100.95円 |
購入数量 | 96.2 | 100 | 102 | 98 | 396.2 | |
購入金額 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 40,000円 | |
1ヶ月目で4万円購入した場合 | ||||||
米ドル円 | 1ヶ月目 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目 | 4ヶ月目 | 合計 | 平均価格 |
購入価格 | 104円 | – | – | – | – | 104円 |
購入数量 | 385 | – | – | – | 385 | |
購入金額 | 40,000円 | – | – | – | 40,000円 |
毎月定額積立した場合は「100.95円」、1度に購入した場合は「104円」と、投資金額は同じなのに3円以上の開きがあります。たかが3円でも1万ドルなら3万円の差ですからね。
ですので、積立投資することで為替リスクを抑えながら資産運用できます。
そして、ウェルスナビには自動で銀行から引き落として積み立ててくれる便利な機能があります。
公式でもドルコスト平均法による積立投資をオススメしています。
最低投資額は10万円
ウェルスナビによる全自動の資産運用を始めるには10万円が必要です。理由は世界中の18,700の銘柄に分散投資するためには、10万円以下では購入しきれない可能性が高く、少額すぎるとリターンが見込めないためです。
「いきなり10万円って怖い・・・」って思うかもしれませんが、日本の個別株を買うより全然マシです。
親戚や友人から「NTTやトヨタの株持ってるんだ~」なんて聞いたことあるかもしれませんが、株を買うのにどのくらいお金を用意すればよいか知ってますか?
最低100株からの購入となるので、NTTは49万円、トヨタは65万円要します。
たった1銘柄でこれだけ必要なんです。
それが10万円で世界中の18,700銘柄に投資できるので、投資初心者向けに配慮した設計だと思います。
ちなみに毎月の積立金額は最低1万円からとなります。
ウェルスナビの始め方
さて長々と説明していきましたが、早速ウェルスナビを始めてみましょう。
資産家になるには努力だけでは難しいですが、投資家は明日からでもなれます。
口座を開設
下記のリンクから公式サイトにアクセスできますので口座開設に進みましょう。
マイナンバーカードや運転免許証等の身分証明書が必要となりますので準備しましょう。
無事に口座の審査が通ると、下記のような簡易書留のハガキが届きます。
ハガキが届きましたら、早速サイトにログインしてみましょう!
運用プラン診断
口座を開設をしてサイトにログインしたら、運用プラン診断に進みましょう。
リスクをどの程度許容できるか選択できます。
投資対象は同じですが、株式や債券の比率を自動的に算出し、貴方にぴったりの資産運用プランニングができます。
私の運用プラン診断結果は下記の通りです。
私は許容度5にしています。年齢が若い内はリスク許容度5がおすすめです。
なぜか?
株式投資の世界は、機関投資家と個人投資家の戦場でもあります。
機関投資家は決算があるので、決められた期間でパフォーマンスを生み出す必要があります。
一方、私たちは時間を味方にできます。時間が武器です。先程お見せしたS&P500のチャートのように、時間と共に資産増加が望めます。
ですので、なるべく株式に資産を配分するリスク許容度5が良いと思います。
積立の設定
運用プランを決めたら資産運用スタートです!
高値掴みを防ぐために、毎月積み立てて資産を形成していきましょう。
ということで積立の設定をしていきます。
サイトから自動積立申し込みのページに行きます。
毎月の積立額と日付、ボーナス時の加算を設定しましょう。
私はみずほ銀行からの自動引落で毎月2万円入金しています。ボーナス加算は設定していません。
以下は2018年の9月の積み立てと購入状況です。
自動的に2万円積み立てして、自動的に19,886円分投資されていました。
注意点がありまして、積立や入金した場合に口座の現金残高が2万円以上でないと買付を行ってくれません。
最低積立金額は1万円となりますが、毎月1万円の積立ですと、2ヶ月目に買付がスタートすることになります。
まとめ
貯金=資産形成はバブル時代では通用しましたが、今は違います。
自助努力が必要な時代です。
副業解禁のニュースも話題になってますが、つまるところ「国は面倒見切れないから自分で頑張ってね!」といったメッセージでもあります。
ではどうするか?
幸いにしてフィンテック技術により、資産運用が自動で行える時代になりました。
しかも海外の有望な金融商品を気軽に購入できるようになったのは嬉しい限りです。
「投資=お金持ちの特権」であったのものが、私たちにも取り組めるように門戸が開かれました。
もちろんウェルスナビ以外にも投資する方法は色々あります。ですがやってみるとわかりますが、他の投資は手間が掛かって難しいです。
資産運用はウェルスナビに全部任せて、仕事や育児、勉強に励みましょう。
※投資は元本割れリスクを伴います。余剰資金で計画的に取り組みましょう。