こんばんは、分散型ライフのエンジです。
就活生が自己PRや面接で問われる【自分の強み】に関して、サラリーマンの視点を交えながら分析方法を書いていきたいと思います。
(関連記事の自己PRの方法に関しては以下のリンクより)
就活では画一化されたテクニックが蔓延しておりますが、個性をアピールすることで「この人は周りと違うな」と印象付けることが大切です。
自分の強みが問われるワケ
そもそも自分の強みを面接官に問われる理由は何か、考えて行きたいと思います。
会社組織において、基本的にはチームで仕事をすることがメインとなります。
(一部、個人商店的なポジションもいますが)
そしてチームの総合力で、営業・開発・企画等を行います。
個人の技量ではありません。
総合力を分析すると、
- 計算高い人
- 人当たりが良い人
- 行動力がある人
- 緻密で細かい人
- 言われたことを忠実にこなす人・・・等
例を挙げれば上記となります。
すなわちチーム内の適材適所のポジションで、各々の強みを生かして業務を遂行しています。
お互いの強み弱みをフォローしながら実績を作り上げています。
そこで採用担当者は、貴方の強みは会社の何処のポジションが最適か、該当するポジションの有無を判断しています。
残念ながら、強みを活かせそうなポジションが無ければ見送りとなります。
このため、自己分析の上で自分の強みを把握することが大切であり、面接官に問われる所以となります。
平均的な人間より個性が重視されます
※業種によっては当てはまらない可能性がありますので留意下さい。
企業側は平均点の人間より、個性がある人間に興味を引きます。
それは、受注活動から顧客とのコミュニケーションでも適用されます。
例え話として、あるプロジェクトで複数の業者に見積もり依頼をするとします。
業界的に平均点である会社であれば、単純に見積もり金額で左右されます。
そうすると価格競争のイタチごっこで利益率が圧迫されてしまいます。
そこで、会社の個性を武器として見積もり金額に反映させます。
- 「A社の担当者は人情味があって、いざという時に助けてくれた実績がある。」
- 「B社は製品品質が優れていて、安心感がある。」
- 「C社は製品技術が他社よりも秀でていて、スペックが高い。」
- 「D社は短納期でも頑張ってくれる。」
上記の例から平均点より個性がある方が会社としても武器となります。
面接の対応を実務レベルに落とし込んで当てはめてみると
Aさん「私は人を喜ばせるのが好きで、人と接する場面では行動力を発揮出来ます」
→「レスポンスの早さ、納期前倒しの対応」で顧客の信頼を得られそうな見込がある。
Bさん「理系専攻で、負けず嫌いな性格です」
→「競争力のある製品開発」に情熱を注いでくれそうな見込みがある。
法人の個性に本人の個性が合致すると、会社にも大いに貢献出来ますし、本人にとっても仕事がしやすい環境であると思います。採用担当者は、個性を見て実務レベルに落とし込んで考えることもあるそうです。
無地のノートで自分の強みを発見しよう
以上の自分の強みや個性を発見するために、まずは無地のノートを用意して下さい。
特にリングノートがおススメです。
下記のノートが書きやすくて丈夫かつスペースを取らないので便利です。
ブレーンストーミング形式で、自分の得意な事、好きな事、やりがいが持てる事、苦手な事、嫌いな事を無地のノートに箇条書きでどんどん書いて下さい。
稚拙な事でも大丈夫です。
「カフェが好き」でも構いません。
◆無地のノートをおススメする理由は、
「罫線という枠に囚われずに」
「綺麗に書こうと思わずに本心で」
思うままに書けるようにする為です。
◆ノートに書き出す行為は、一種のトレーニングで思考の整理にも繋がります。
モヤモヤした不安感が払拭され、やるべき事や本質が見えて心がすっきりします。
下記書籍から参考にしています。
自分の強みをあぶり出す
無地のノートに自分の得意な事や苦手な事を書き出したら、似たような要素をまとめて分類します。
例えば、
- 飲み会が好き
- フットサルが得意
- アニメが好き
- DIYが得意
- 大雑把な性格だ
上記であれば、①運動、②集団、③趣味、④性格に分けます。
そして自分の強みをあぶり出してみます。
例えば以下のような強みが出てきそうです。
「集団に馴染む事が得意で、話題性に富み、分け隔てなく多くの人と接する事が出来る。」
もう一つ例を挙げてみます。
- カフェが好き
- 紅茶に詳しい
- 細かい性格だ
- 英語が得意
- 本が好き
この場合は、
「物事に対して拘りがあり、感情的にならずに正確に業務を遂行出来る。」
と自分の強みをあぶり出せそうです。
掛け算方式で他人と差別化を図る
就活では多数のライバルがいる中で、自分にしか持ち得ない強みをアピールする事が大切です。
自分だけの強みとは、自分の得意な事や好きな事を掛け算することで発見することが出来ます。
例えば、「アニメが好き」な人は昨今大多数が該当しますよね。
「フットサルが得意」「紅茶に詳しい」「英語が得意」といった要素も同様です。
これでは差別化が難しいので、掛け算にします。
- 「アニメが好き」×「DIYが得意」
- 「紅茶に詳しい」×「英語が得意」
これだけでライバルの絶対数が減ります。
しかし、まだ数十~数百人程、同様な方がいるかもしれません。
そこで、
- 「アニメが好き」×「DIYが得意」×「フットサルが得意」
- 「紅茶に詳しい」×「英語が得意」×「細かい性格」
こうすることで、貴方だけの強みに変換出来ました。
いくつも掛け算していけば、必然と「オンリーワン」になります。
先程あぶり出した自分の強みに上記のオンリーワンの要素を加えて応用します。
自分の強みなど無い。ましては他人より優れた点が見当たらない。
と嘆いている方も、掛け算方式で自然と自分の強みがわかります。
ぜひ自分の強みを自己PRに盛り込んで、アピールしてみて下さい。
また、下記の堀江氏の書籍では、周りに囚われずに自分の方向性と強みを発見する上で大変参考になります。オススメです。