株式投資とFXどちらが儲かるか


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どうも、分散型ライフのエンジです。

今回は株式投資とFXについて比較してみます。

株式投資ではまとまった資金がないと儲からないということをよく耳にするかと思います。

確かにFXと比較すると資金面で有利不利が出てきてしまう側面があります。

しかし、儲かるの定義が曖昧ですが、大儲けではなくて数万円程度であれば30万円程度の投資資金でも収益を狙えます。

また、株式投資は倒産により株券の価値を失う危険性がありますが、FXは国家が破綻することは滅多にありませんので、資産価値の喪失という面ではリスクが低いと言えます。

そして、FXは株式投資よりも高いレバレッジを効かせられるので投資効率が良く、ルールや専門用語が少ないので、投資初心者でも取っつきやすいです。

ですがFXは難しい側面があります。

それは「継続的に勝つ」ということです。

筆者の投資経験はFXからスタートし、投資信託を経て株式投資に至ります。

株式投資とFXの経験を交えながら、どちらが儲けやすいのか比較していきたいと思います。

[関連] 【初心者向け】株式投資の始め方まとめ

株とFXの市場背景

簡単に株式投資とFXの背景について触れていきます。

株式投資は企業の収益性や成長性を期待して投資します。

一方、FXはドル円やユーロドルなどの為替差益を狙います。

そして、両者共に機関投資家や個人投資家が市場に参加します。

株式投資は株価が上がれば、国も企業も投資家も全員ハッピーです。 国がハッピーである理由は、日銀が株価に連動するETFを大量に買い入れているからです。

一方、FXはどうでしょうか。

為替はドル円が上がる、つまり円安ドル高になると日本の輸出企業はハッピーですが、 米国はトランプ大統領の思惑によりドル高を歓迎してくれません。

他の通貨においても、一方的な為替変動は国間の利害関係が一致しないことが多数あります。 このため、行き過ぎた為替変動に対する要人発言や政策などによるファンダメンタルによって相場が振り回されます。

例えば、日銀の黒田総裁が一言呟いたり、トランプ大統領がTwitterでツイートしただけで、相場が乱高下したりします。 このような背景からFXは難しいと言われます。

一方、株式投資は投資家心理が反映されやすいので相場が読みやすいです。

ドル円と日経平均は相関性が高いので、円安ドル高で日経平均が上昇し、株価が上がるという流れです。

株と為替の売買の特徴

まずは株式投資についてです。

日経平均株価やNYダウといった株価指数の情報をニュースでよく耳にするかと思います。

各々、日本の代表225銘柄と米国の主要30社の株価の指数を示します。

この指数に採用されている銘柄は、証券会社が個人投資家に向けて提供している投資信託やETFのポートフォリオに組み込まれやすくなります。 従って、機関投資家に買われやすい傾向にあります。

そして株の場合は、配当金や株主優待などの長期保有のメリットがあります。 このため、リーマンショック級の経済危機や急速な業績悪化が発生しない限りは、底堅く推移していきます。

しかし投機的な株の売買を目的とした仕手と呼ばれる投資家グループが存在しています。仕手に狙われやすい仕手株の取引は避けた方が良いです。

続いてFXについて。

為替は国間で金利差があります。 例えば、米国はマイナス金利を推進している日本よりも金利が良いです。 この金利差を利用して、ドル建てで銀行口座に保有する動きが個人でも多く見られます。

トルコや南アフリカといった新興国は自国通貨を保有してもらうために、高金利政策を打ち出しています。 ゆえに先進国の金利上昇や経済危機が発した場合は、リスクを伴う新興国から資金を引き上げて先進国の安全資産に移す動きが活発になります。

為替は配当や優待に代わるものとして、スワップポイントと呼ばれる金利差による収入が得られます。 しかし為替変動や政治的要因があるので、低レバレッジでないとロスカットの憂き目に会うため長期保有は向きません。

為替にも各国の通貨を組み入れた投資信託やETFがありますが、株価指数に連動するインデックス型の方が収益性が良いです。 このため、証券会社は株やファンドに資金を投下し、株価変動に備えて為替ヘッジを行います。

例えばドル円であれば、日経平均やNYダウとの相関性が高いので、ドル円を売りでポジションを持つことで株価下落のリスクヘッジを行うということです。このため、金利差があるからという理由で一方的に円安ドル高になるわけではありません。

このように新興国から先進国に至る世界情勢や色々な思惑が絡むFXに比べて、株の方が素直な動きをしそうですね。

情報量の差

株式投資は投資判断において情報量が豊富です。

企業の売上高や純利益などの業績面、BS・PLなどの財務諸表、決算短信やIRなどの企業開示、 BPS・ROE・PERといった収益に対する株価の指標、板読み・信用倍率・ADRなどの注文状況、移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標、 アナリストによる気配判断などがあります。

そして株の場合は、会社の収益や配当から理論株価を割り出すことができます。

理論株価を用いることで、現在の株価が割安なのか割高なのか判断できます。

一方、FXはいかがでしょうか。

FXは為替取引の為、金利に関する情報に敏感です。 すわなち金利政策・経済政策を把握する必要がありますが、重要指標の予想はプロでもわかりません。 そして重要指標発表時は市場に思惑が交錯して乱高下します。

指標以外の情報として、国のバランスシートや貿易収支が挙げらますが、あまり影響してきません。

そして為替の場合は、理論価格を把握することが出来ません。

1ドル=120円が適正なのか、それとも90円が適正なのか誰もわかりません。

厳密にはアセットアプローチ理論と称される二国間の金利差から割り出すことも可能ですが、 為替相場にはあまり影響してこないでしょう。

[関連] 為替レート決定理論のアセットアプローチで為替予想は可能か?

日本がマイナス金利に突入し、米国が段階的に利上げを行っているため、 金利が高い米ドルに日本円から換金する需要が多いと考えられます。

従って、2016年度に記録した1ドル=120円は理論的に超えそうですが、現状113円付近で膠着しています。

また、FXは板読みが出来ません。

例えば株式投資の場合は、100円で1000株買い注文、101円で2000株売り注文・・・などオーダー状況が見れます。 これを株式投資では板と呼びます。

FXから株を始めた身からすると、「こんなオーダー状況が見れるなんてずるい!」と思うはずです。 それもそのはず、オーダーが見れれば売りが多い価格で売り指値、買いが多い価格で買い指値すれば、 1日の値幅がわかるため勝ちやすいと思うからでしょう。

一応、FXでもOANDAや外為ドットコムというFX業者で注文状況を見れます。 ですがFXの場合、業者と直接取引を行う店頭取引がメインであるため、あるFX業者と顧客間の取引量しか把握できないのです。 例えば、OANDAでは100円の買い注文が一番多いけれども、外為ドットコムは100.2円の買い注文が多いといった違いが生じてくることもあります。

すなわち、株式投資とは異なり、市場全てのオーダーを把握できるわけではありません。

トレード手法

FXは上述の通り、情報量が少ないので為替価格が読みにくいです。

ではFXトレーダーは何を参考にして売買判断を行っているのでしょうか。

それはテクニカル指標です。

もちろんファンダメンタルも投資判断に用いますが、メインはテクニカルとなります。 移動平均線やボリンジャーバンドといった有名なテクニカル指標は利用している方も多いことから、 素直に反応することがあります。

株式投資も移動平均線・移動平均線乖離率・出来高といった指標も投資判断として用いますが、 メインは企業の業績・財務・事業の将来性が株価を決定付ける要因となります。

ここまで読み進めると「FXは情報が少ないけれどもテクニカルを極めれば収益が上げられそう」 と思いますよね。

ですがテクニカルだけで継続的に勝つのは難しいと思います。

その根拠として、機械的に移動平均線のクロス、ボリンジャーバンド逆張りをしても収益は右肩下がりとなるからです。 それはシステムトレードでプログラミングしてみるとわかります。

[関連] 初心者が最も稼げるプログラミング言語は?

ではテクニカルを組み合わせてもう少し複雑にした場合、

「移動平均線+RSIは? 移動平均線+MACDは?」

これも同様に機械的に取引したとしても、収益を上げ続けるのは難しいです。

筆者が行っているシステムトレードは、複合的にテクニカルとローソク足の動きを組み合わせ、 人間の処理能力では見極められない条件下で運用しています。

それでも収益はデコボコとなり、苦労しています。

[関連]  icon-folder システムトレード カテゴリ

ではどうしたらFXの優位性が得られるのか?

それは下記の記事で書いていますが、「感覚と経験」です。

FXは9割の人が「手法」に拘って負けて1割の人が「感覚」で勝つ

もしくは低レバレッジで寝かせておけば、スワップポイントが貯まりますし、 ローリスクで運用できます。しかし、レバレッジという投資効率の利点を捨てることになります。

また、今後はウォール街の高頻度取引(HFT)やAIを活用した取引が活発化し、 今まで通用していたテクニカルやチャートパターンの有用性が失われる可能性は無きにしも非ずと考えられます。

一方、株式投資は銘柄を選定して長期間放置しておけば、 景気に合わせて全体的に株価が上昇しますのでFXのような特異なスキルはなくても収益を上げられます。

すなわち不景気に手堅い株や将来性のある株を仕込んで、好景気で売れば勝率は高いでしょう。

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まとめ

・株式投資の方が情報が開けていて、景気循環によりアベノミクスのような誰でも比較的儲けやすい時期が訪れるため、テクニックがなくても儲けやすい。

・FXは小資金からスタート出来るので資金効率が優れているが、経験やテクニックが必要なので継続的に収益を上げるのは難しい。

結論としては、株式投資の方に分があると思います。

筆者のトレード成績も株式投資の方が良いです。

[関連] 【初心者向け】株式投資の始め方まとめ

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株式投資はSBI証券がオススメ!

なぜSBI証券がオススメなのか、以下に根拠を示します。

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手数料が業界最低水準。手数料を抑えるのは投資の基本ですね。

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ネット証券No.1ということは、万人に選ばれているということですので、投資を始めたい方は口座を開設して損はないと思います。

他の証券会社とあれこれ比較しても正直大して変わりません。

なぜなら口座獲得の競争があるので、劣らないように各社サービス強化に努めるからです。

微妙なサービスの差で右往左往して時間を取られるよりも、せっかく「投資を始めよう」という意欲が湧いているのですから、早めに行動したほうが良いと思います。

特に投資に関して一括で管理出来るのが大きなメリットです。

後から「海外株やりたい!」とか「投資信託したい!」となった時に様々な証券会社で口座開設を申し込むのは管理も含めてとても手間ですので。

下記より、SBI証券についての詳しい解説と申込み方法が見れます。

ぜひ投資ライフを始めてみてはいかがでしょうか。

以上、「株式投資とFXどちらが儲かるか」でした。

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