こんばんは、分散型ライフのエンジです。
不労所得の代表格といえば、配当金や分配金ですよね。
株式投資の配当金、投資信託や株価指数CFDの分配金があります。
FXで言えばスワップポイントです。
今回は、国内ETFの分配金について調べてみましたので、不労所得が構築出来そうか?
一緒に考えていきたいと思います。
また、投資信託の分配金との違いも併せて確認していきます。
【関連】
ETFとは?株や投資信託とどう違う?
ETFとは、「Exchange Traded Funds」の略称であり、和訳で「上場投資信託」を意味します。具体的には証券取引所に上場し、日経平均やNYダウといった株価指数の動きに連動する運用を目指した投資信託を指します。扱っている株価指数は多数あり、株や債券の他に石油や金といったコモディティもあります。また、日本国内に上場したETFを国内ETF、海外の証券取引所に上場したものを海外ETFと呼んでいます。国内ETFでは円で取引を行いますが、海外では証券取引所によって異なりますので、通貨の両替が必要であり、売買手数料が高くなります。海外ETFの方が信託報酬料が低めで分配金が高利回りですが、為替変動や手数料、分配金の二重課税が生じますので、素直に国内ETFの方が良いかと思います。
※二重課税分は確定申告で一部還付されますが、手続きが煩わしいです。
株式投資と比べてみましょう。
株式投資では、企業が株式を取引所に上場し、証券取引所にて株の売買が行われます。ETFではその株式を置き換えた物と考えて下さい。株式と同様に板情報とチャートを読みながら売買することが可能です。尚、ETFでも株式と同様に分配金が発生します。
次に投資信託とはどう違うのでしょうか。
投資信託にて株価指数の動きに連動するインデックスファンドがありますが、証券取引所に上場したインデックスファンドがETFに該当します。尚、投資信託では買付タイミングが決められていますが、ETFは取引所を介して取引しますので、取引所の立会時間中であればいつでも売買が可能です。但し、ETFでは投資信託のような自動積立設定を行うことは出来ません。
ETF vs 投資信託 分配金はどっちが優位?
一般的に毎月分配型投資信託と言われる金融商品は、利回りが高めです。
ですが、「投資信託は分配型を避けて再投資型を選択した方が良い」との多くの専門家によるコメントを見受けられます。
利回りが高くて一見魅力的であるのに何故でしょうか。
それは、多くの分配型投資信託が、高利回りを維持するために投資元本を切り崩して分配金に充てているからです。分配金とは本来、収益の一部を還元する目的であるので、金融商品の性格上、投資タイミングに依らずに公平に分配金を行き渡せるために元本を切り崩すのは苦肉の策とも言えます。当然、元本が減っていくので複利効果が低減して投資効率が悪化してしまいます。このような分配金を特別分配金と言います。元本払い戻しのため、非課税となります。
非課税ですが、払い戻しに過ぎないので留意下さい。
一方、ETFは運用益から分配金として還元していますので、元本払戻しはありません。
分配型投資信託の分配金と比べると利回りが見劣りしますが、ファンドがしっかりと運用益を出しているので、安定したインカムゲインとキャピタルゲインを狙うことが出来るでしょう。
また、このような分配金を普通分配金と言い、課税対象となります。
分配金目的でオススメのETFは?
今回は、以下の5つの投資ファンドで検討してみました。海外の市場に投資しているものですが、全て国内の証券取引所に上場しているので国内のETFとなります。リートや不動産株、債券がメインです。株式を扱うファンドは変動幅が大きいので、下落幅を鑑みて今回は外してみました。
・ iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF (1590)
・上場インデックスファンド豪州リート (1555)
・上場インデックスファンド新興国債券 (1566)
・上場インデックスファンド海外債券 (1677)
それぞれの投資ファンドに対して、利回りや最大ドローダウンを調べてみました。
ETF名称 | 基準額 | 最大下落幅率 | 期待利回り | 最低投資金額 |
iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF | 8,890 | 74% | 3.62% | 8,890円 |
上場インデックスファンド豪州リート | 1,611 | 54% | 3.43% | 16,110円 |
上場インデックスファンド新興国債券 | 51,900 | 6% | 5.91% | 51,900円 |
上場インデックスファンド海外債券 | 50,300 | 23% | 3.27% | 500,300円 |
※2017/4/25時点
リート関係はサブプライムローンの影響を大きく受けているため、株価と連動して下落幅が目立ちます。一方、債券は落ち着いて見えます。特に、新興国債券は過去最低額が48,700円であり、下落幅が小さいのでリスクが低めだと思います。また、上場インデックスファンド海外債券では最低購入単位が10口であるため、50万円の資金を用意しないといけませんが、上場インデックスファンド新興国債券はその1/10で済みますので資金効率が良さそうです。そして何より高利回りなのが魅力的ですね。
iシェアーズ 米国リート・不動産株ETFは、投資金額が少なくて済みますので、リートと債券で分散を図るのも手だと思います。
上場インデックスファンド新興国債券で分配金額を考えると、投資金額約10万円で毎月511円、年間6,135円の不労所得が貰えるという形です。これは結構良い投資ですよね。
小生は近い内に「上場インデックスファンド新興国債券」を購入してみて、様子を見てみたいと思います。月間の収支報告でも状況をお伝え出来たらと思います。
【追記】2017年8月現在
下記画像の通り、上場インデックスファンド新興国債券を6月度に1株購入してみました。
配当落ち後、株価が下落しましたが現状+400円の含み益が出ております。
8月18日に封書で収益分配金計算書が届きました。
下記の通り、5月~7月分の配当金502円を頂きました!
安くなった時を見計らって、[1566]上場インデックスファンド新興国債券を買い増すだけで配当金不労所得が積み上がっていきます。おススメです。
引き続き株価をウォッチして買い増した時は報告します!
ETFを買うならSBI証券がオススメ!
SBI証券では国内ETFのみならず、海外ETFも購入することもできるため、後々の投資の幅が広がります。
では、なぜSBI証券がオススメなのか、以下に根拠を示します。
・SBI証券はネット証券の中でも最大手であり、資本力がある。
・口座数がNo.1であり、最もユーザー数が多いので安心感がある。
・国内株式の個人売買代金シェアもダントツ1位で、大多数がトレードで利用している。
・手数料が業界最低水準。手数料を抑えるのは投資の基本ですね。
・他証券会社とのサービス競争が激しく、年々ユーザーに有利になるよう改訂されている。
・国内株、海外株、投資信託、ETFなど投資に関することならSBI証券で全て完結。
ネット証券No.1ということは、万人に選ばれているということですので、投資を始めたい方は口座を開設して損はないと思います。
他の証券会社とあれこれ比較しても正直大して変わりません。
なぜなら口座獲得の競争があるので、劣らないように各社サービス強化に努めるからです。
微妙なサービスの差で右往左往して時間を取られるよりも、せっかく「投資を始めよう」という意欲が湧いているのですから、早めに行動したほうが良いと思います。
特に投資に関して一括で管理出来るのが大きなメリットです。
後から「海外株やりたい!」とか「投資信託を買いたい!」となった時に様々な証券会社で口座開設を申し込むのは管理も含めてとても手間ですので。
下記より、SBI証券についての詳しい解説と申込み方法が見れます。
ぜひ投資ライフを始めてみてはいかがでしょうか。
以上、「国内ETFの分配金で不労所得の種をまいておく」でした。