【初心者向け】株式投資の始め方まとめ


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こんばんは、分散型ライフのエンジです。

アベノミクス、トランプ大統領就任と株式投資に追い風が来ております。

株式投資は単に儲けるという側面だけではなく、投資家として株式市場に参加しているという実感や、 企業の株主総会に出席できたりと、株式を通じて社会との繋がりを得られるようになります。

そして、なんとなく新聞やニュースで見ていた経済・株式が身近なモノに感じられるでしょう。 最近は選挙の話題で持ち切りですが、選挙も株価に影響してきますので、選挙の投票に対する意識も変わっていきます。

意外かもしれませんが、日本の株式市場のシェア6割を外国人投資家が占めています。 ですから私達の身の回りの話だけではなく、世界中が選挙の行く末を見届けているわけです。

株式市場は思ったよりもスケールが大きいです。

株式投資を検討するにあたって、以下のように思っている方が多いかと思います。

・何か投資を始めてみたい。
・投資信託からステップアップしてみたい。
・個別銘柄に投資してみたい。
・株主優待や配当を得たい。
・ETFや海外株式も取引してみたい。

「でもやり方がわからない。株って難しそう。また今度にしよう。」

大丈夫です。
自分も同じような考えで株式投資を始めるのが遅くなってしまいました。

また、株式投資は1,000円という少額の資金から始めることも出来ます。

株式投資の始め方について投資手法を交えながら説明していきたいと思います。

[関連] 株式投資とFXどちらが儲かるか

 多額な資金は不要

株式投資を始めるのにあたって、多額な資金は必要ないと思っています。
後程資金別の取引手法を説明しますが、1,000円からでも購入出来ます。30万円あれば十分でしょう。

まず資金面よりも大切なことがあります。
それは少額資金の時から「経験」を積み、失敗も含めて学習するということです。そして、ここぞという時に資金を投下するのが最善だと思います。

無計画にいきなり1銘柄に大金をつぎ込むから「株で損した!」とか言うんですよね。

(例えば定年退職後に東電株に殆どの資産を預け入れてしまったケースなど)

どんなに入念に下調べして勉強してから投資を開始しても、一度は失敗するものです。

プロのトレーダーや機関投資家でも失敗します。

何故かというと、知識面だけではなくて感情のコントロールも必要だからです。
感情の制御を含めた経験を積まないと、勝てるようになりません。
言うは易く行うは難しです。

ですので少額資金のうちに失敗を経験しておきましょう。

「失敗はしたくない」という方。

リターンを得るためにはどうしてもリスクの要因が含まれてしまいます。

逆説的に言えば、リスクがあるから見返りとしてリターンがあるということです。

ノーリスクハイリターンはあり得ない世界です。

※ローリスク運用であれば投資信託をオススメします。

また、長期的に含み損を抱えてしまう、所謂「塩漬け」状態となっても株を貸し出すことによって金利収入を得ることができます。詳細は下記にて説明しています。

[関連] 塩漬け株は貸株サービスで金利収入が得られる!?

なぜ株式投資を始めるのに数百万とか数千万の資金が必要と吹聴するのか不思議です。

そんなに大損させたいんですかね笑

もちろん、ある程度取引を重ねていくと資金面の優位性は出てきますが、初心者は少額で十分です。

「少額では二束三文だろう」と思うかもしれませんが、後述する低位株でトレードすれば、株価2倍~も狙えます。
最初のうちは3万円の株が6万円になるだけでも十分だと思いますが、如何でしょうか。

※筆者は約90万円で30銘柄保有しています。1銘柄当たり約3万円といったところです。

但し1銘柄で数単位買ってるのもありますので、最低単位に均せば1株当たりはもっと低額となります。

株の専門用語と勉強方法

株がとっつきにくい要因としては専門用語や取引ルールが多いという点があります。

ですが最初から全て覚える必要はありません。頭でっかちになる前に経験を積みましょう。

取引を重ねていき、その都度調べるスタイルが良いかと思います。

そういった意味でも少額から始めるのが最適なんです。

では最初はどの程度の知識があればトレードできるのか?

以下に単語を羅列してみましたので、この辺りを参考にして勉強してみて下さい。

※PER、PBR、ボリンジャーバンドなどの指標はあまり拘らなくて良いと思います。後述しますがそれよりも財務諸表と企業の成長性を読めることが大切です。

・口座開設時

特定口座、NISA口座

・一般知識

市場(一部二部マザーズ等)、株価指数、円高円安、

・企業情報

単元、決算、営業利益、経常利益、キャッシュフロー、自己資本比率、配当、タコ足配当、権利付最終日、権利確定日、IR、決算短信、コンセンサス

・注文方法

成行、指値、逆指値、寄付、引け、不成、大引不成、セット注文

・取引

ザラバ、前場、後場、気配、板、呼値、現物、信用、値幅制限、ストップ高、ストップ安、特別気配、歩み値

・チャート

移動平均線、出来高、4本値、月足日足

以下の株式投資の入門書を見て用語を吸収しましょう。カラー印刷で図が入っているので視覚的に理解しやすいです。難しそうな書籍を手に取ってウンウン唸っても結果は同じなので、ささっと用語類を覚えてしまいましょう。

基本的な知識を身に着けたらステップアップして企業の財務諸表を見れるようにしましょう。

そうすると銘柄選定の目利きが鍛えられます。PER10倍以下の割安株を狙う!といった思考停止型ではなくて、自分で考えて選定しましょう。PER100倍以上でも株価が上がる事例があります。

以下の有名な勝間和代氏の書籍が財務諸表分析で非常にわかりやすいです。ロングセラーであることも頷けます。今でも机の横に置いて当該書籍で調べることが多々あります。

必要資金別取引手法

株式投資の基礎知識を抑えたうえで、資金別の投資手法について挙げていきたいと思います。

少額資金から順に説明していきます。

プチ株

日本を代表する企業である、トヨタ自動車やファナック、ファーストリテイリングといった株式を購入する際には、ある程度まとまった資金が必要となります。

そこでカブドットコム証券のプチ株というサービスを利用すると、単元未満株を購入することが出来ます。

株を購入する時は、単元という最低購入株数が決められています。100株が多いのですが、単元未満株であれば1株から購入できます。1,000円からの少額投資で買い付けができ、配当金を受け取ることもできます。

但し、優待や株式保有年数による特典は受けられません。

購入株数が増えてくれば、後に単元化することも可能です。

このプチ株を利用したプレミアム積立という機能を利用すれば、毎月指定した金額分、
銀行から自動引き落としで買い付けを行ってくれる便利なサービスがあります。

相場の変動に応じて、株価が高い時は少量買い、安い時は多く買い付けできるので、
平均取得額を抑えるドルコスト平均法の恩恵が受けられます。

筆者もプチ株の積立を行っています。

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低位株・ボロ株

名称の通り、株価が安くて長期的に低位で推移している株を指します。

明確な定義はありませんが、低位株は500円未満の株価で、ボロ株は100円未満の株価を示します。そして時価総額が1,000億円未満となります。

通常の株に比べると、倒産や株価下落リスクはありますが、株価が安いので下値リスクも限定的で少額から投資することが可能です。

そして、事業内容が旬なテーマに合致していたり好決算であれば、株価が2倍・3倍と上昇します。

例えばトヨタ自動車の株を買っても、安定感はありますが2倍・3倍は難しいですよね。

しかし低位株・ボロ株であれば、少額資金で大きなリターンを期待することができます。

運が良ければ株価が10倍となる、所謂テンバガーも達成できます。

筆者はあまり資金が無いので、低位株中心に購入しています。

未だテンバガーは掘り当てたことありませんが、1.5倍~2倍程度なら十分に狙えます。

高配当株

配当金によるインカムゲインを目的とした高配当株でポートフォリオを構成する取引スタイルです。

基本的には購入した株は手放すことなく、長期間ホールドすることが前提となります。

従って、事業内容・業績・配当実績が安定した銘柄を選定する必要があります。

しかし、1銘柄に資金を集中することなく分散した方がリスク低減につながります。

電力株はディフェンシブ銘柄とも言われ、退職金を運用したい定年退職者に人気がありましたが先の東日本大震災で状況は一変しましたよね。

分散投資の効果については下記の記事を参照してみて下さい。

[関連] 投資リスクを抑えるコツである「β値」と「分散投資」とは?

高配当株選定の例を1つ挙げてみます。

米国では、NYダウ構成銘柄の配当利回り上位銘柄を10種類購入する、通称「ダウの犬戦略」と呼ばれる投資手法があります。

これを日本版「ダウの犬戦略」として応用してみます。

時価総額ベスト30の企業で構成されている、TOPIX Core30から配当利回りが高い銘柄を選定すれば、企業が倒産する可能性が低いことから、比較的安心して長期保有できると思います。

詳細については別途記事で紹介したいと思います。

海外株

株式投資といえば資本主義経済の中心である米国株がメインとなります。

米国の株式市場は日本とは異なり、株主還元に重きを置いております。

連続増配実績が20年以上続いている企業や業績低迷でも配当を維持するなど、株主に対する企業努力が根強いです。

(日本企業では、例えば北陸電力では資源価格の高騰を理由に無配に転じるなど、株主に対してやや冷やかです)

また、為替リスクの分散が出来ます。

円高ドル安では日本企業は逆風ですが米国企業は追い風になりますよね。

経済成長が著しいアセアン諸国についても触れてみます。

アセアンを代表する国はシンガポール・インドネシア・タイ・マレーシアとなります。

アセアン株は利回り4%以上の高配当銘柄が多くあり、経済発展によるキャピタルゲインも狙うことが出来ます。

例えば、マレーシア最大の銀行株であるマラヤン・バンキングはなんと配当利回りが5.6%となります。
アセアン株の詳細については下記の記事で紹介しています。

[関連] 高配当アセアン株に投資してリターンも狙う

日本国内の証券会社においても海外株式への投資環境が整ってきており、米国株・アセアン株・中国株・英国株(ADR)等を購入することができます。この記事の後半で海外株を扱える口座について紹介します。

ETF

 ETFとは、「Exchange Traded Funds」の略称であり、和訳で「上場投資信託」を意味します。日経平均やNYダウといった株価指数や大型株で構成されたファンドを購入することができます。

ETFは投資信託と似ていますが、手数料が安くて株式と同じようにザラバ取引が出来ます。

国内ETF・海外ETFを国内の証券会社で買い付けすることが出来ます。

高配当銘柄で構成されたファンドや外国債券で構成されたETFによる分配金を主目的とした投資方法もあります。

詳細については下記を参照して下さい。

[関連] 国内ETFの分配金で不労所得の種をまいておく

株式投資を始めるならこの証券会社がオススメ

長い説明となりましたが、具体的に株式投資を始めるにあたって、証券会社の口座を開設する必要があります。

ネット証券会社は、店舗型証券会社とは比較にならないほど取引手数料が安いです。

筆者のオススメはネット証券国内No1のSBI証券です。

SBI証券がオススメなのか、以下に根拠を示します。

・SBI証券はネット証券の中でも最大手であり、資本力がある。

・口座数がNo.1であり、最もユーザー数が多いので安心感がある。

・国内株式の個人売買代金シェアもダントツ1位で、大多数がトレードで利用している。

手数料が業界最低水準。手数料を抑えるのは投資の基本ですね。

・他証券会社とのサービス競争が激しく、年々ユーザーに有利になるよう改訂されている。

・国内株、海外株、投資信託、ETFなど投資に関することならSBI証券で全て完結

ネット証券No.1ということは、万人に選ばれているということですので、投資を始めたい方は口座を開設して損はないと思います。

他の証券会社とあれこれ比較しても正直大して変わりません。

なぜなら口座獲得の競争があるので、劣らないように各社サービス強化に努めるからです。

微妙なサービスの差で右往左往して時間を取られるよりも、せっかく「投資を始めよう」という意欲が湧いているのですから、早めに行動したほうが良いと思います。

特に投資に関して一括で管理出来るのが大きなメリットです。

後から「海外株やりたい!」とか「投資信託したい!」となった時に様々な証券会社で口座開設を申し込むのは管理も含めてとても手間ですので。

下記より、SBI証券についての詳しい解説と申込み方法が見れます。

また、NISA口座は1箇所の証券会社でしか開設できませんので留意下さい。

基本的な取引は、NISA口座か特定口座となります。

口座の違いについての詳細な説明は控えますが、要約すると以下のようになります。

・NISA口座は非課税で確定申告不要だが、損益通算や貸株ができない。

・特定口座は約20%の源泉徴収がされるが、損益通算が可能。確定申告不要。

・一般口座は確定申告必須で、自分で税金を納めるので手間が掛かる。

数年以上の長期保有が前提なら特定口座の方が有利。NISA口座では、NISA期間終了後に取得価額が時価となるので不利。

まとめ

・株式投資の専門用語や取引方法はある程度書籍でインプットし、何よりも少額資金で経験を積むのが先決。

・低位株やプチ株をメインとすれば少額資金でも株式投資を始められる。

・国内株、海外株、ETF、配当狙いなど取引スタイルに合わせて様々な投資対象がある。

・ネット証券会社は手数料が安くてお得。SBI証券なら投資関係は全て完結できる。

ぜひこの機会に株式投資をはじめてみてはいかがでしょうか。

投資信託が気になる方は下記の記事も参照してみて下さい。

[関連] ほったらかし投資信託の積立で着実に資産形成

筆者の株式ポートフォリオはコチラ

[関連] ポートフォリオ 投資全般

以上、「【初心者向け】株式投資の始め方まとめ」でした。

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