【外貨積立】南アフリカランド円とNZドル円の積立戦略

 こんばんは、えんじです。

外貨積立に関しては、2016年1月1日より南アフリカランド円とNZドル円を毎日積立しておりましたが、一旦利益確定して積立戦略を変更としました。下記に為替相場の予想を含めて外貨積立について考えていきたいと思います。

高金利通貨でリスクを抑えながらスワップ収益を得たい方は下記も参考にして下さい。

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外貨積立の効果と利益確定

 外貨積立では、ドルコスト平均法による平均取得金額の引き下げにより、評価損益の改善と、高金利通貨によるスワップポイントが期待出来ます。

2016年1月1日より外貨積立を開始して、どの程度利益が得られたか確認してみます。

下記の表を参照下さい。

(※通貨毎に毎月1万円分を毎日購入)

ご覧の通り、ドルコスト平均法により南アフリカランド円とNZドル円両者とも評価損益で大幅に利益を計上することが出来ました。SBIFXなら自動で積み立ててくれるので、基本的にはほったらかし運用ですが、外貨積立で着実に資産を積み立てることが出来ます。

以降に利益確定した理由と今後の投資戦略を考えてみたいと思います。

南アフリカランド円の見通し

 南アフリカランド円は現在、8.10円近辺を推移しています。

為替の格付けとして一時はジャンク級になるのではと囁かれていましたが、11月28日付けのムーディーズによる格付けが、Baa2(ネガティブ級)の格付け維持により、一段格下げのジャンク級を免れたことから、南アフリカランド円が8円台を回復しました。

しかし油断禁物で、S＆Pによる格付けが12月2日に発表されます。

S＆Pによる格付けは現状、BBB-(ネガティブ級)となりますが、格下げとなると売り戻しで再度7円台に着地する可能性があります。

更に、米国の段階的な利上げによって南アフリカランド円の相場にも大きく影響していくことが考えられます。12月の利上げについてはほぼ織り込み済みと思われますが、権力闘争による政治的混乱や財政健全化の見通しが不透明な状況ある最中であり、今後のランド円上昇要因となる材料は見当たらない状況です。ランド安進行時には、南アフリカ中央銀行により追加利上げを行使すると予想されますので、一旦は8.10円付近で利確して今後は安値で拾って積み立てて行きたいと思います。

今後の南アフリカランド円の積立投資は・・・

 日足チャートを見てみると、現状は高値圏を推移しており、上昇する材料が乏しいことから一旦の調整売りや、米国の利上げによる懸念材料によって売り戻されると予想されます。

ただし、下値のトレンドラインは切り上がる形となっているので、7.5円台から南アフリカランド円の積立投資を再度始めたいと思っています。

NZドル円の見通し

 NZドル円は現在80.60円付近を推移しています。米国大統領選挙による、米10年債金利とドルインデックスが上昇したことを受けて米ドル高を牽引し、円安傾向となる最中で対円ではNZドルも上昇しています。一方、ニュージーランド中央銀行は11月度に政策金利を引き下げており、数年来豪ドルと同様にNZドルの通貨高が懸念が続いている状況です。豪ドル/NZドル相場を下記月足チャートで見てましょう。

 ニュージーランドのGDPは先進国の中でもトップクラスであることや、住宅バブルの過熱による政策金利引き上げにより、ファンダメンタルズ要素を勘案すると豪ドルよりも有利であることから、豪ドル/NZドルは2011年より下落トレンドが継続しています。しかし最近ではNZドル高を懸念して、政策金利の引き下げによりいずれは豪ドル/NZドルが相場が反転するとの見方も強まっています。この状況を踏まえて一旦は利確し、積立の戦略を考えたいと思います。

今後のNZドル円の積立投資は・・・

 週足チャートを見てみると、下値切り上げによるトレンドラインがサポートとなっており、上値は高値のチャネルライン83円台で頭が抑えられるかと予想されます。2014年度の高値である94.03円と2016年の安値69.18円でフィボナッチリトレースメントを引いてみると、現在はフィボナッチ50.0%戻し付近を推移しています。高金利通貨であるNZドル円は底固さを維持しやすいとの見解から、フィボナッチ23.6%戻しの75円台からNZドル円の積立投資を再度始めたいと思います。

外貨積立はローリスクで高利回りが期待できます。

 南アフリカランド円とNZドル円の高金利通貨を積み立ての効果と投資戦略を確認してきました。表題の通り、外貨積立はローリスクで高い利回りを得ることが出来ます。

外貨積立はSBIFXで行っています。

自動で積み立ててくれるので、ほったらかしで運用出来るのがメリットとなります。

ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。