こんにちは、分散型ライフのエンジです。
今回はFXのストレスを溜めない方法について、考えてみたいと思います。
FXは身体的な疲れはありませんが、精神的に疲弊します。
ですが、精神面をコントロールすることでストレスを軽減出来ます。
FXに取り組む上で、大切なマインドの1つです。
ちなみに小生の場合は、心掛けを紙に書き出し、それを一読してからトレードに取り組んでいます。
Contents
トレードのストレス要因
FXトレードを実践する際に発生するストレスの要因について以下に挙げてみました。
1.意図した方向に相場が動かずに含み損を抱えている時。
2.損切に至った時。
3.資金が目減りしてきた時。
4.負けトレードが続いて心理的に辛い時。
5.含み益だったが、いつの間にか反転して含み損に陥った時。
6.チャートに張り付くことによる眼精疲労から生じるストレス。
以上の要因について1つ1つ自分なりの解決策を示していきます。
(ストレス要因1)含み損を抱えている状態
含み損を抱えているときは、当然ながら誰しもストレスを感じていると思います。
なぜなのか。この状態に関してさらに細分化してみます。
A. 損失が拡大する恐れがあるため。
B.「勝ち、負け」に拘る心理的要因。
まずは、【Aの場合】です。
FXトレードを行う際には、必ずポジション保有時に逆指値(ロスカット)注文を入れておきます。これは鉄則です。ロスカットを設けておかないと、典型的なコツコツ勝ってドカンと負けるに陥ります。
また、損失をズルズルと引きずるよりは、方向性を見誤った場合はポジションを閉じて、再度ポジションを取り直すことで利を伸ばしたほうが賢明です。
これにより、損失が拡大することは未然に防げるので、ストレス要因から取り除けます。
次に【Bの場合】です。
まずは、プロトレーダーでも全戦全勝の方は存在しないことを頭に入れておきましょう。
また、勝率が30%でも利益を出しているトレーダーがいるのも事実です。
何故それで利益が出るのかといえば、損小利大の概念です。
10回中3回勝てれば利益が出るように、利確(リミット)と損切(ロスカット)を設定してます。
ですので、負けを認めましょう。
逆説的に言えば、「勝つために負けるのです。」
負けを認めたくないという気持ちは痛い程わかりますし、小生は負けを取り返そうとして散々損失を拡大させてしまいました。
以上の「逆指値注文(ロスカット)する」「負けを認める」ことで含み損のストレスは軽減出来ると思います。
(ストレス要因2)損切に至った時
これは前述のストレス要因1の考えと同様で「負けを認める」ことですが、追加として「経験値が増えた」という考えも出来ます。
損切に至った時には、簡単に分析してみて下さい。
「チャートの形か」「重要指標が原因か」「投機的な要因か」「損切が浅かったか」など。
PDCAサイクルを回すことで、次のトレードにつなげて行きます。
個人的にはFXはどんなに著名な本を読んで研究しても、経験無しではビギナーズラックを除いて実トレードで継続的に勝つのは無理だと思ってます。
FXは理論武装だけでは勝てなくて、「感や経験値」が必要です。
理論で勝てるなら、自動売買システムのロジックさえあればよいですよね。
なぜウォール街でプロのトレーダーを高給で雇っているか考えてみて下さい。
損切に至った際には「勝つために経験値を得た」と思って下さい。
(ストレス要因3)資金が目減りしてきた時
ポジションを保有する前に取引する通貨量を再度見直してみて下さい。
もちろん、レバレッジの考えもありますが、今回はそれとは異なり、日常の金銭感覚から通貨量を考えてみます。
金銭感覚でストレス度合いが異なるからです。
例えば、今日のトレード損失が5千円だとします。
・日給2万円の仕事に従事している場合
→損失は結構痛いけど、まぁ仕方ない。
・FX資金が豊富にある場合
→そんなに気にならない。
・節約志向型の場合
→普段クーポンとかでやりくりしているのに、、この損失は耐え難い。。
・レバレッジが高くて資金的に余裕がない場合。
→損失を取り返してやる!今日は飯抜きだ!
こうなるとストレスの度合いが状況によって異なりますよね。
最後のパターンは破産する可能性が高く、危険な状態です。
FXは感情的になったら負けます。
このため、自分がストレスに感じない程度の損失金額を決めて、逆算して通貨量を決定しましょう。
例えば損失額が500円なら許せると思えば、2000通貨で25pipsの逆指値で運用します。
通貨量は資金的に余裕が出て、金銭感覚が変わったら増やしましょう。
丁半博打みたく短期的に資金を増やそうと思ってトレードするのは控えましょう。
以上でストレスを軽減することが出来ると思います。
(ストレス要因4)負けトレードが続いて心理的に辛い時
これはストレス要因1・2の対処方法を適用します。
また、負けトレードが続く原因を探ってみましょう。
元々勝率が低く損小利大トレードを想定しているなら問題ないですが、そうでない場合はトレードの見直しが必要です。
(ストレス要因5)含み益だったが反転して含み損に陥った時
利益の取りこぼしを減らしていきましょう。
具体的には、損切ラインを自動で引き上げていく「トレール注文」が有効です。
トレール注文はSBIFXトレードで利用出来ます。
トレール注文によって、相場が反転して損切ラインに引っかかっても利益を確保出来ます。
ぜひ注文方法を検討してみて下さい。
他には、小生のオリジナル手法ですが建玉を分割する方法があります。裁量トレードでも応用出来ます。
上記の取り組みで、含み損に陥った場合のストレスも軽減出来るかと思います。
(ストレス要因6)チャートに張り付くこと
スキャルピングを主体とするトレードなら別ですが、必ずしもチャートに張り付く必要はありません。
デイトレードやスイングトレードならチャートを見るのは1日の内で数回だと思います。
小生の場合は、東京時間が始まる前に1回、ロンドンタイムに1回、NYタイムに2回の計4回程度です。
また回数以外にも移動平均線やMACD、RSIといったインジケーターを睨めっこして、「買い!売り!」ということもしてません。水平線を引いて様子を見るくらいです。
このようにチャートに張り付かない事も可能ですので、辛いと感じた場合はトレードスタイルを見直すと良いかもしれません。
ストレスをためない方法のまとめ
ストレス要因を6種類程挙げてみました。全て自分の実体験によるもので、どうしたら精神的負荷を軽減出来るかと考えて実践してみた方法です。
感情的なトレードを避けて、収益性を向上させるためにも、メンタルコントロールは必要だと常々思っております。
(ちなみに米大統領選のドル円で痛い目に遭いました・・・)
以上、「FXでストレスをためない方法」でした。