こんばんは、分散化ライフのエンジです。
普段あまり気付いていないかもしれませんが、私達はプライベートからビジネスに至るまで相当数の決断をしています。例えば、「今日はどの服を着ていこうか」「夕飯は何にしようか」「休日は何処へ出掛けようか」「どの通販サイトで買ったら安いのか」「アカウントのメールアドレスを変えなきゃ」「どのお店がコスパが良いのか」などです。
些細な事でも決断の回数が増加すればするほど、精神的に疲弊して「決断疲れ」に至ってしまいます。決断疲れになると、判断力が鈍くなり意志の低下を引き起こしてしまいます。
「何でもいいよ!決めて!」が口癖になってませんか?
決断疲れから解放するためにはどうすればよいのか、お話していきたいと思います。
決断疲れの影響は書籍からスマホゲームに至る
年齢を重ねていくと、仕事面や家庭面でも決断する場面が多くなると思います。小生も学生から社会人になった時を思い出すと、それを契機として決断する機会が増えたと感じています。
特に仕事面でリーダーのポジションになってくると、決断を求められることが多くなってきました。決断には合理的な判断が必要であり、実現性やエビデンスといった材料を揃えた上で判断する必要があります。小生は決断する耐性が弱いのかもしれませんが、会社から帰ると頭がぼーっとして何も考えたくない状況になっています。
日常面に目を向けると、やれコスパだ、効率的だといった合理的判断を美徳として多くの選択肢の中からベストな選択をするように知らぬ間に情報収集に走ってしまっている状況です。
選択肢が多いというのは豊かさを示すバロメーターでもありますが、あまりにも多くありすぎませんか?
仕事・保険・投資・飲食・買い物・旅行で多くの情報を捌いて決断していきます。決断を続けていると段々と疲れが蓄積されてきます。そうすると意志決定が鈍くなり、「何でもいいや」「面倒くさい」が口癖になってしまいます。
その状況につけこんで、書店では決断を委ねてくれるような書籍が多く出回っています。「保険比較!」「儲かる投資はコレ!」「○○するべきだ!」「パワーストーンや占い関係」という類いですね。
決断疲れに陥ると、こうした本に自然と手が伸びるようになってしまうんですよね。
あとはスマホゲームでしょうか。電車内で多くの方が下を向いてスマホゲームに興じている姿を見かけます。どんなゲームをしているのか横目で見たことがありますが、落下型ゲームや簡単なパズルゲームが多かった気がします。このようなゲームってわりと無心で出来るのではないでしょうか。決断疲れに至ると、あまり考えなくても結果が出てくれるゲームに逃避してしまうのではと個人的に思っています。学生なら未だしも、サラリーマンやOL、お年寄りまではまっていたりしてますよね。この年齢層であればゲームに時間を投資しても何も残らないというのは本人が一番わかっているはずです。それでもスマホゲームに夢中になる理由は普段の決断疲れが蓄積しているのかなぁと傍から見て感じています。
知らぬが仏
スマホでブラウザが快適に操作出来るようになると、ついつい色んな事を調べてしまいますよね。実生活で役に立つ情報もあるので便利なのですが、芸能関係からグレーゾーンに至るまで要らぬことを調べてしまいがちです。また、SNSのFacebookやTwitterでは友人の私生活アピールや活動報告、人間関係など色んな情報を受動的に入手してしまいます。そうすると知らない間に自分の中で様々な事例が構築されて、判断基準がどんどん増えていくわけです。
このため、いざ決断に迫られた時に「もっと美味しいお店がある」「お得な方法は他にもある」「こっちの方がリスクが少ない」等、決断に多大なエネルギーを消費してしまうことになります。そして、決断疲れに至ると最終的には「どうでもいい」「何でもいい」という決断に陥ってしまうのです。
決断疲れから解放するためには、webやSNSの情報をシャットアウトしてみましょう。不要な情報は仕入れ無くて良いです。また、書店で「○○するべきだ!」「○○しないと損!」という自分の決断の軸がブレそうな本は手に取らないように気を付けましょう。
決断のルーチン化
ルーチンワークって退屈だとかあまり良いイメージが無いかもしれませんが、決断疲れから解放される大切な考え方です。いちいち決断していたら人によって品質が変わってしまいますし、時間を要してしまいますからね。そうしないために画一化されたルールがあるわけです。
日常生活の細かい部分からルーチン化していきましょう。例えば以下のような形です。
・朝起きたらトイレに行って歯を磨く。
・雨の日はこのスーツを着ていく。
・20時に退社出来たらジムに行く。
・総菜はこのスーパーで買って、パンは専門店で買う。
出来るだけ判断する機会を減らすことで、徐々に決断疲れから解放することが出来ます。
意外と何とかなる
これは小生が普段心掛けていることで、「意外と何とかなる」ということです。
「ここでこの決断したら後で不味いよなぁ」とか「○○のリスクを想定して判断しないと」などですね。
でも本当に意外と何とかなるんですよ。不思議と。
どんなに顧客に怒られて、やれ損害賠償だ責任取れだ言われても、最終的には何とかなってます。自分の命が取られるわけではないので大丈夫です。
ですので決断にそこまで気を負わずに、ラクな気持ちで決断しましょう。
まとめ
現代社会には多くの選択肢があり、それぞれに対して合理的判断を下していく取捨選択を気付かない内に行っています。それが蓄積されると決断疲れに至ってしまいます。
このため、情報のシャットアウト、決断のルーチン化、何とかなるさ精神で決断に対する精神的抑圧を減らしていきましょう。
以上、「決断疲れから解放する方法」でした。