株価指数CFD取引をはじめて配当金を目論む


スポンサーリンク


 こんにちは、分散型ライフのエンジです。

最近、株価指数CFD取引に関して耳にすることが多くありませんか。

株価指数は多数の銘柄で構成されているので、個別銘柄よりもリスクを低減出来ます。また、FXのようにレバレッジを効かせることで、少額の資金からトレード出来るので投資効率が良いです。さらに現物株と同じように配当金(配当相当額)が受け取れて、かつ配当利回りが高いとのことで調べてみました。

配当金生活も可能かもしれません。

また、株価指数CFDのリスクを抑えた下記の手法もオススメです。

[関連] 高配当CFD取引のFTSE100はDAX売りでヘッジする

株価指数CFD取引とは?

 まずは株価指数について触れます。

株価指数とは、例えば日経225は東証一部上場の225銘柄の株価を基にして算出された指数を示します。海外に目を向ければ、米国のNYダウ、英国のFTSE100、ドイツのDAX等ありますよね。

その株価指数に対して、FXのように証拠金取引が行えるのがCFDです。

CFDの意味合いとしては、「証拠金取引」「差金決済取引」を差します。FXは外国為替に特化したCFDの一種であり、FXと取引形態がほぼ一緒となります。そして、CFDで取り扱える代表的な株価指数は、日経225、NYダウ、DAX、FTSE100となります。

株価指数CFD取引では、上記の株価指数に対して証拠金取引を行うことを意味します。

スポンサードリンク

株価指数CFDの配当相当額と現物株の配当の違いは?

 先行で株価指数CFDの配当相当額について触れておきます。

個別銘柄の現物株の場合は、権利付日までに株式を購入していれば配当を受け取る事が出来ます。しかし、CFDの場合は個別銘柄ではないので配当金の意味合いが異なってきます。

権利付日と権利落ちの株価を比較すると、理論的には配当金分下落します。

例えば、株価が2000円で配当が20円と仮定すると、権利落ちでは理論株価が1980円となります。このため、理論上では決算が集中する月は日経平均株価が配当金分下落することがわかります。この下落分を「配当相当額」と呼称し、株価指数CFDで買いポジションを保有していると配当相当額を受け取ることが出来ます。

※相場は理論的には動かないため厳密には理論株価より乖離する可能性が高いです。

株価指数CFD取引のメリット

では株価指数CFD取引を行うメリットについてお話します。

併せてFXやETFとの比較も行いたいと思います。

レバレッジが効くので少額から始められる

まず大きなメリットとしては、レバレッジを効かせることが出来る点です。

例えば、英国の株価指数FTSE100を1単位購入を想定してみます。

現在のFTSEのレートが7,000とすると、

レバレッジ25倍で必要証拠金が28,000円となります。

ETFの場合、現物取引ではレバレッジを効かせることが出来ないので、約70万円必要となります。信用取引(売建)なら最大3.3倍までレバレッジを効かせられます。

但し、ハイレバレッジは相場の急変動によるロスカットに引っかかりやすい等のリスクを伴いますので、リーマンショックや直近のEU離脱時の下落幅を参考にしながら、レバレッジを決定するのが良いかと思います。

・証拠金やレバレッジについて詳しくはコチラ

配当相当額が受け取れる

株価指数CFDで買いポジションであれば、配当相当額を受け取ることが出来ます。

株式投資と似ていて、権利付最終日までに買いポジションを保有していれば、受領対象となります。

逆に売りポジションの場合は、配当相当額を支払うことになりますので留意下さい。

そして、株価指数CFDで魅力的である配当金ですが、配当回数と金額目安を以下に示します。

・日経225  年間12回 年計 33,254円

・NYダウ  年間81回 年計 51,049円

・FTSE100 年間50回 年計 28,442円

 (参照元 : マネースクウェアジャパン 2017年度予想値)

なんと、NYダウに至っては年間81回も配当相当額が受け取れることになります。

FTSE100の必要証拠金が約28,000円なので、レバレッジを低く設定したとしても、4%程の高利回りが実現出来そうです。

また、株価指数CFDを買いポジションで保有していると、金利相当額が支払いとなります。

但し、くりっく株365の過去の実績表を見てみると、2016年度のFTSE100では年間41円とありました。微々たるものですね。

くりっく株365の過去実績

株価指数に投資なのでリスク分散が図れる

 株価指数CFD取引では、株式投資みたく1銘柄に投資するわけではないので自然とリスク分散が図れます。

例えば現物株の個別銘柄として東京電力を挙げてリスクを考えてみます。

電力株は倒産リスクが低く、経営状況が安定してて、配当金が高いと言われていました。定年退職後の配当金生活を目論み、退職金を東電株につぎ込んだ方が多いと聞きます。

しかし、東日本大震災によって連日ストップ安の大暴落を喫しました。

震災前に2000円以上あった株価は、売るにも売れず、700円台で約定にこぎ着けたとのこと。個人レベルで資産何千万を失い、そして配当無しの無配。

株式投資はこのようなリスクが潜在的にあります。

一方、株価指数取引CFDでは、複数銘柄で構成されているので、一気に資産を失うという危険性を抑えることが出来ます。

イギリスのFTSE100では、ロンドン証券取引所に上場する100銘柄の株価を基に指数を算出しています。また、構成銘柄の業種も分散化が図られており、FTSE中国25のように業種が偏っていないので安心だと思います。

また、FTSE100を構成している企業はイギリス企業だけではなく、国外の企業も多数含まれているとのことです。それはロンドン証券市場がいち早くグローバル化に向けて、オープンな市場としたため、世界中の企業が資金調達を目論んで、ロンドン市場に上場しているからです。

参考としてWikipediaでFTSE100の構成銘柄を見ることが出来ます。

(構成銘柄 : Wikipedia FTSE100 ) 

為替リスクがない

 ここまでお話した中で、「FTSE100ってポンド円が基軸通貨でしょ。為替リスクが不安だ」と思われる方いらっしゃると思います。

しかし、株価指数CFD取引を提供しているトラリピで有名なマネースクウェアジャパンは、外貨を介さずに日本円で取引が可能となります。

また、一律100円で損益計算を行っているため、先程のFTSE1単位=7,000ポンドであれば、7,000×100円÷25=28,000円と試算出来ます。

つまり、為替リスク無しで株価指数CFD取引が行えるのです。

記憶に新しいEU離脱時のポンド円は一時27円の大暴落を喫しました。

その後も2016年10月辺りまで下落トレンドが続いています。

一方、同時期のFTSE100のチャートを見比べてみます。

500円程の暴落が起きていますが、ポンド安が牽引して右肩上がりの上昇トレンドに転じています。

このように、マネースクウェアジャパンの株価指数CFD取引では、為替リスク無しでポジションを保有出来ますので、EU離脱のような一大イベントでポンド円が大暴落しても一律100円で計算されるため、FTSEで大きく含み損を抱えることはないことがわかります。

スポンサーリンク

NYダウやFTSE100は右肩上がりで推移している

NYダウ、FTSE100、日経平均の長期チャートを確認してみましょう。

NYダウ平均株価の推移です。ブラックマンデー、湾岸戦争、同時多発テロ、リーマンショックを経ても1980年代から右肩上がりで推移していますね。

(出典元 : 世界経済のネタ帳 http://ecodb.net/stock/dow.html )


次にイギリスのFTSE100の長期チャートを見てみましょう。

2000年までは右肩上がり、2000年~2010年の間はレンジで推移していましたが、2015年辺りから高値ブレイク&底値切上げによる右肩上がりの様相を見せてますね。

(出典元 : MSNマネー https://www.msn.com/ja-jp/money )


最後に日経平均の長期チャートです。

1990年のバブル崩壊までは、右肩上がりの急成長を遂げていますが、その後は20,000円を上値としてレンジで推移してますね。

(出典元 : 世界経済のネタ帳 http://ecodb.net/stock/nikkei.html )


 先進国の株価指数チャートを見て、日経平均以外は右肩上がりで成長してるのがお分かり頂けたでしょうか。「株式投資は米国株」と言われる所以はこの長期チャートが根拠なんです。

外国為替はどうでしょうか。

新興国など長期的に右肩下がりの通貨ペアはありますが、右肩上がりはありませんよね。

従って、株価指数CFDでNYダウやFTSE100の買いポジションを保有することで、配当金によるインカムゲインの他にキャピタルゲインにも期待できます。右肩上がりであれば、長期保有のリスクを低減出来ますよね。

FTSE100で資金別に運用試算してみました

 マネースクウェアジャパンの運用試算表で、FTSE100を運用した際の必要資金とロスカットレートを確認してみました。

FTSE100の長期チャートを見ると、ドローダウンは以下のように考えられます。

・直近20年間の最安値 : 3,491

・直近10年間の最安値 : 3,530 (2009年3月6日、市場全体が暴落した日)

・リーマンショック時 : 3,800

上記のドローダウンに耐えうるように資金量とレバレッジを調整すれば、安心して配当金生活が送れますね。

【① : 資金10万円の場合】

2017年4月23日時点で、7,114でしたので10万円で1単位購入した場合のシミュレーションです。ロスカットが6,328となりますので、直近数ヶ月は大丈夫かもしれませんが、少し心許ないですね。


【② : 資金20万円の場合】

同様のシミュレーションです。ロスカットが5,514となりますので、直近5年間は大丈夫でしたね。ロスカットレートが近づいたら入金するスタイルが良いのかと思います。


【③ : 資金40万円の場合】

同様のシミュレーションです。ロスカットが3,414となりますので、直近20年間の最安値に耐えられますね。40万円資金が準備出来れば安心だと思います。

まとめ

 株価指数CFD取引は、レバレッジを効かせることが出来て、尚且つ配当金が充実しているので投資対象としては魅力的ですね。株式投資のように1銘柄に資金を集中させるわけではないので、倒産リスクがありませんし、NYダウやFTSE100であれば歴史的に右肩上がりですので、インカムゲインとキャピタルゲイン両方を狙えるので有用であると思います。

また、株価指数CFDのリスクを抑えた下記の手法もオススメです。

[関連] 高配当CFD取引のFTSE100はDAX売りでヘッジする

以上、「株価指数CFD取引をはじめて配当金生活を目論む」でした。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

    スポンサーリンク
    スポンサーリンク